「チョウザメって!」前編はこちら
前回のチョウザメの知られざる生態について簡単にレポート
させていただきました。
ね?驚きませんでしたか?
ほんとに世の中は知らないことばかりでございます。
さて。
今回はそんな不思議で最強なチョウザメの養殖工程について
レポートさせていただきます。
そもそもチョウザメは寿命が長いため、養殖事業そのものも
とっても息の長い事業だそうです。フジキンさんでは稚魚出荷が
メインではありますが、生育ステージによって養殖を行っています。
孵化
↓
孵化2ヶ月目(稚魚出荷)
↓ 3年
雌雄判別作業
↓
オス:体重2~4Kgを食肉販売(鮫肉じゃないです!おいしい♪)
メス:育成
↓4~5年
体重8~10kgにし、抱卵したメスを出荷
あー、もう孵化から出荷まで7~8年かかってる・・・
なかなか普通の事業としては考えずらいリードタイムですね。
しかも、魚体が大きいので広い敷地が必要だったりと、
事業資金回収の面ではデメリットともいえます。
しかし、それでもやる価値があるのです。
なんといってもキャビアは国内、海外と需要の高い
高付加価値商品なのですから。
それに、成長速度が速く、病気にかかりにくく外傷にも強いので
中間育成の管理がしやすい。これはとても大きなメリットといえます。
先にあげたデメリットについても、一次産業とのコラボレーションで
解決できるということです。
フジキンさんでは筑波西部工業団地内に建物面積1000㎡の
養殖施設があり、循環型のチョウザメプラントで養殖を行っています。
その中では、循環ポンプの揚程を利用し、位置エネルギーを使って
水を動かすことなど「ながれ」のノウハウをもとに養殖を行っています。
循環設備では水質の安定が不可欠で、「死に水を作らない水流」
これがものすごく大切なことだそうです。
また、養殖事業を行う過程で対象魚種の酸素消費量の把握など
さまざまなデータも採集し、飼育密度上限を把握するよう努めて
います。これは飼育限界以上で養殖すると一気に水質バランス
が崩れるからだそうです。それから機器異常のリスクを軽減する
ために循環システムに使用する機器数は最小限に抑えることにも
取り組んでいます。
最後に「出荷前水槽」というのがあります。
これは循環水のにおいは料理人には分かってしまうため、餌や淡水臭
の排除するのための水槽を設けています。
これでやっと出荷・・・・
何度もいいますがながーーーーーーい。
いやいや大変な事業です。
でも、平岡氏はにこやかに「楽しいです!」とおっしゃっていました。
「チョウザメは奥深い魚ですから、やればやるほどおもしろいです」とも。
ここまで立派な事業に育て上げるまでは紆余曲折、大変なことのほうが
多かったことは想像に難くありません。
バルブメーカが魚の養殖!?なんて一見畑違いな感覚にも陥りますが
元々持っているノウハウを生かせることが、成功への道筋だったのでは
ないでしょうか。
それから、一歩踏み出す勇気とみんなであきらめないで続ける力。
いろんな要素が重なって今の姿があるんだろうなぁとキラキラと目が
輝いている平岡氏を見て思いました。
ちなみに!
チョウザメ先生~その鱗というか皮膚はヌルヌルだそうです。
そのヌルヌルになにやらすごい秘密が隠されているそうですが、
まだ完全解明にはいたっていないそうで。
でも、なんか美容にもよさそう。。。。
女子のカンです。ええ、根拠はありませんが。
今後にも期待!チョウザメ先生~
ということで。
弊社は本日で年内は最後でございます。
今年もいやはや激動の一年でした。
ほんとーーーーに大人って大変です。
でも、前向いてがんばりますけどね。
皆さんはどんな一年でしたでしょうか。
とりあえず、ずっと仕事が頭から離れない人も、すっかりお正月気分な人
も新年は等しく巡ってきます。
どんな風に歩いていくか。それを決めるのは自分です。
どうせ茨の道なら、鼻歌でも歌いながらと思います。
それでは今年一年ありがとうございました。
良いお年をお迎えください!
あ。
どうもー!皆さんお元気でしたでしょうか。
わたくしは元気です。
さて、今日は冬至です。東京の日の入りは午後4時過ぎだとか。
すっかりめっきり冬ですね。
さて。
わたくしは先日、チョウザメの養殖を手がけている(株)フジキンの平岡氏の
お話を伺うことができました。
(株)フジキンは元々バルブメーカで、クリーンルーム内の装置、燃料電池自動車
など環境関連部品に使用されるなど精密機器部品を中心に研究開発を行い、
その先頭を走っている企業です。超モノづくり部品大賞機械部品賞を6年連続
受賞されています。
そんなバルブメーカさんが長年蓄積された「ながれ」のノウハウは生かして
二十年前からチョウザメの養殖を行っています。
皆さん「チョウザメ」はご存知ですよね?キャビアはチョウザメの卵ですね~
キャビアばかりに気を取られがちですが、実はチョウザメって・・・・
鮫じゃないんですってーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
まじですかー!
もうそこから?そもそもからして違うの?
漢字で書くと「蝶鮫」なんですけど、鮫じゃないんですって!
そもそも、チョウザメ目チョウザメ科の古代魚で、外観が鮫に似てるから、
しかも鱗が蝶々の羽に似てるから「蝶鮫」っていうことにしたんですってー。
もう、紛らわしい~
しかも、チョウザメは淡水魚なんですよー。だから鮭とかと同じで川に遡上して
産卵するんです。まあ、生息地がカスピ海周辺のボルガ川が90%なので
わたくし達からしたら馴染みがないのですけどね。ちなみに現在、ボルガ川流域
ではダム建設や工場排水、乱獲が原因で漁獲管理ができず絶滅の危機に
さらされ、ワシントン条約では規制対象魚種になってしまいました。
なので養殖が必要になっているのですね。
そんなチョウザメ。
大人になるのになんと20~25年かかるんですって!
長いっ!しかも平均寿命は70年。最高では150年くらい生きるものもいるそう
です。もはや人間並みです。ええ。
さらに驚くべきことにこのチョウザメは。
成長が止まらない・・・・・・・・
ゆえに大人のサイズがない・・・・・・・・・・・
しかも病気にかかりにくく、外傷に強い・・・・
最強?もしかして最強なのでは?チョウザメ先生~
この成長のメカニズムや、免疫力の強さに着目して研究はされているそう
ですが、なかなか解明することが難しいのだそうです。
謎多き古代魚、チョウザメ。
でも、いずれメカニズムが解明されれば医療をはじめ、さまざまなことに
応用が利きそうですね。
養殖工程については次回のブログでお伝えしたいと思いますが、
その生命力についての具体例としてひとつご紹介します。
実はチョウザメは雌雄を外観で区別することができないんですって。
しかも魚体が大きいために親魚候補はできるだけ早く選別すること
が養殖を行う上では大切になるそうです。したがって、若魚の時点で
人力で腹部を切開し、生殖腺を目視確認後、縫合して池へ分配する
のだそうですー。
ええええっ?お腹かっさばかれても死なないの?
しかも、お腹を切られて縫われても抗生物質などを与えられなくとも
元気に回復するそうです。
すごいー
すごいー
ゴイスー
今回はチョウザメという不思議な魚についてレポートしました。
次回は養殖工程について、レポートしたいと思います!
本日もお越しくださりありがとうございました。
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